身近な場所で、子どもが犯罪に巻き込まれる事件が跡を絶ちません。子どもたちを守り、安心して生活できる環境を築くにはどうすればよいのでしょうか。埼玉県上尾市のボランティアグループ「大石北小学校区防犯連絡協議会」は、子どもが最も犯罪にあいやすい登下校の時間帯に、一緒に付き添って登校したり、校門前でのあいさつ運動を行っています。この活動は、住民のつながりが希薄になり犯罪を招きやすくなっていることに危機感を抱いた民生委員の大沢さんの大澤さんの呼びかけから始まりました。当初、集まったのはたった5人。それでも活動を始め、一軒一軒をたずね意義を説明して回りました。地道な活動が周りの住民を動かし、現在メンバーは約100人。学校やPTAとの連携も始まりました。あらゆる年代の大人たちがつながり合い、子どもたちの安全を見守っています。