おきなわ県民カレッジ第6回美ら島沖縄学講座
講 座 名 「古文書の読み方 パート2」
開 催 日 令和元年10月17日(木)
開催場所 南部合同庁舎4階会議室、サテライト会場
講 師 麻生 伸一 氏(沖縄県立芸術大学准教授)
☆古文書とは? 「主に特定の対象に意思を伝えるために作成された文献」「差出人と受取人の間の授受の関係が前提」「一般の著述、編纂物、日記などと区別」
☆古文書を読む手順は? ①文字を読む→②文章を読む→③現代日本語に訳す
「古文書は、かな文字が多いのか、漢字が多いのかによって時代がわかる」「擡頭や平出の文字の配列によって、人間関係(地位や身分等)がわかる」「古文書の内容によって、当時の状況を推測することができる」等、古文書について麻生先生にわかりやすく丁寧に解説していただきました。また、古文書を読む手順に従って実際に古文書を読み解いたり、全員で音読をする講義スタイルで、理解を深めながら楽しく受講することができました。思考しながら筆を走らせ、音読をする熱心な姿に感動しました。麻生先生は、「粘り強く多くの古文書を読むことで、次第に文字に慣れ、内容が分かってくると面白いので、これからも勉強を続けてほしい」と、受講者に思いを寄せました。