もうひとつの沖縄戦-やーさん・ひーさん・しからーさん-

ライブラリー
教材No. V-1616
媒体
再生時間 41分
内容  太平洋戦争末期、アメリカ軍の沖縄侵攻が迫る中、高齢者、女性、子供およそ十万人を九州各県及び台湾へ疎開させる計画がすすめられた。このうち学童およそ6000人は小学校毎に集団で疎開することになった。 無事、疎開地にたどりついても空腹と寒さの毎日がつづいた。食料に限らずあらゆる物資が不足していた時代、疎開学童への食糧は行き届かず、空腹のあまり道に落ちていたミカンの皮すら食べたという。当初疎開は三ヶ月程と言われ子供たちは冬服を持たない者も多かった。しもやけという言葉さえ知らない沖縄の子供たちだったが…この年、昭和十九は十数年ぶりという寒波がおとずれた。 やがて沖縄が玉砕したとの知らせが届く。絶望の中での疎開生活は二年に及んだ。体験者は語る「やーさん(ひもじい) ひーさん(寒い) しからーさん(淋しい)」鉄の暴風ともいわれる程の激しい地上戦がくりひろげられた沖縄戦だが、直接の戦火をのがれた疎開住民の体験もまたひとつの沖縄戦だった。 ビデオでは学童疎開体験者や疎開地の方々の証言を基に疎開生活の実態を描く。
対象者
制作年 2006
備考 企画:沖縄県平和祈念資料館 製作:(株)シネマ沖縄
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